表紙にたくさんのしずく。笑ったり口をあけたりいろんな表情をしています。
水は「ぴちゃ」と音がしたり「ぽと ぽた ぽしゃ」と落ちてきたり。
「ざあー!」「ざざざあー!」と降ってきたり流れ落ちたり。
子どもって水道の蛇口から水がぽたぽた落ちているとすぐ手を伸ばしますよね。
大好きで、さわると気持ちよくて、身近な自然でもある「水」の音と形が、小さな絵本のなかで存分に「たぷん たぷん」と揺れてるみたい。
「ちょろちょろー」は手を洗うときのお水みたいじゃない?
「じょぼぼぼー!」はお風呂のお湯が出てくるところみたいだね、と話しながら子どもたちとページをめくると、うふふと笑いながら見ていました。
同じシリーズに『ひ ぼうぼう』『かぜ びゅんびゅん』『つち どすん』があります。
水色と白で描かれた本書は、ブルーと白色があざやかな『かぜびゅんびゅん』と色づかいが似て、ぜんぜん印象が違う、素敵さがあります。
2冊をくらべて見るのもおすすめですよ。
(大和田佳世 絵本ナビライター)
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