犬の苦手な男の子がお父さんに「犬に会っても大丈夫になるおまじない」を教えてもらっていろんな犬に会うお話。犬に会うたびに怖いのを我慢しておまじないを唱えると、大きな犬、やせっぽちの犬、小さな犬、ブルドッグ、どの犬も知らん顔。無事通り過ぎることができます。おまけに、ひょんなことから怖いブルドッグと仲良しに。作者の体験をもとに日常の何気ないひとこまを切り取ったちょっとおかしな絵本です。
題名はちょっとインパクトにかけるけど、、子供心をよくついた素敵な作品でした。
イヌが大の苦手の「ぼく」が、お父さんに頼まれてお父さんの仕事場(庭師らしくて、毎回仕事場が変わる)へ、おやつを届けに行こうとすると、あっちにも、こっちにも、怖そうなイヌがいます。その度にドキドキしてしまう「ぼく」。
そんな「ぼく」に、お父さんはイヌが動けなくなるおまじないを教えてくれます。
親指をイヌに例えて、「いぬ、い、ね、うし、とらと、唱えて、グーを作る」おまじないでした。
「ぼく」は早速イヌに会う度に、そのおまじないをするようになります。
イヌが動かなくても、やっぱり怖い「ぼく」。
中でも、よく会う散歩中のブルドックは、大の苦手でした。
でも、最終的にはそのブルドックとも、仲良くなれたというお話です。
お父さんが教えてくれたおまじないの方法が良かった。
このおまじないが題名だと、もっと絵本のイメージがハッキリと伝わってきたのに、そこのところがちょっと残念です。
(てんぐざるさん 30代・ママ 女の子9歳、女の子4歳)
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