タイトルと、村上勉さんの絵に惹かれて図書館で借りた本です。まず子供が寝たあと一人で読み、ストーリーの面白さと柔らかい感じの絵がとても気に入りました。仕立て屋さんとボタン屋さんの会話や風景の描写などの言葉が美しく、夕ご飯のシーンではボタン屋さんの本当の姿を連想させるエピソードが出てきます。木々の緑、コスモスの花、月明かり、海のきらめき。そして、ボタン屋さんの作る貝ボタンの色。どこか懐かしいような、キラキラしたもの達がたくさん詰まっています。六歳の子供には長いかな、と思いながら読み聞かせましたがどんどんストーリーに入り込む感じでした。面白かったようで、もう一回読んで!と言われました。出来れば購入して大切にしたい絵本です。 (アルゼンチンママさん 30代・ママ 男の子6歳)
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