晩秋の北海道の山奥、ひぐまの親子のある日のお話です。初めてサケを捕りに連れていってもらえることになったこぐまは、なかなか上手にとれません。やがてみたこともない大きな金色のサケが川に浮かびました。 2001年度、京都新聞「お話を絵にするコンクール」に採用され、多くの子どもたちが楽しい絵を描いてくれました。お母さんから子どもたちへ、読み聞かせなどに最適な絵本です。
秋の絵本を探していて出会った本です。
燃えるような紅葉の中で、冬ごもりの準備をするひぐまの親子。今日は、こぐまが生まれて初めて、川に鮭を捕りにいくのです。
月明かりの中で、いよいよ漁が始まります。「自分で獲りなさい」と言われたこぐまは、どきどきしながら川のなかへ…。でもなかなか捕まえることができません。
「そうだ、かあさんのように もぐってみよう」
自分で初めてつかまえた鮭の味は…
美しい色彩と、力強い版画の絵は、教室の後ろからでもよく見えます。学校での読み聞かせに向いてると思います。
川に映った月の光が、大きな鮭に見えて飛び込んでいくこぐまが、とっても愛らしい。いろんな「初体験」を積み重ねて大きくなるんだね。 (星モグラサンジさん 30代・その他の方 男の子11歳、男の子9歳)
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