むかし、ある国の王さまが、3人の王子をよんでいいました。「この世でいちばんかしこい犬をつれてきたものを、つぎの王にしよう」 そこで王子たちは、犬をさがしに、それぞれ、べつの方角へとむかいました。上の王子は町へ、つぎの王子は遠くの国へ、そして末の王子は、まほうの森へ。森のなかで末の王子は、うつくしい白猫に出会い……。「イメージの魔術師」エロール・ル・カインがえがく、ユーモラスでロマンティックなおとぎ話。
ロマンチックな絵が魅力的な作者です。
でも、この絵本はいつものゴージャスさが少ないですが、それでも素敵です。
このような展開のおはなしは、昔話にはよくあります。
その国のカラーで、猫だったりねずみだったりします。
おもしろいなと思います。
魔法をかけられても、自分でなんとかして魔法を解こうと前向きな白猫(むすめ)が幸せなラストですっきりします。 (おるがんさん 40代・ママ 女の子、男の子)
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