|
体の不自由な陽子は、一か月前にようやく歩けるようになったばかり。今日も、公園へ歩く練習をしにきたところ……。一歩一歩ひたむきに歩く陽子と、憎まれ口をたたきながらも彼女を見守る友人との心のふれあいを、爽やかに、温かく描いています。
「ニッサン童話と絵本のグランプリ」受賞作品。
この絵本は作者の実体験に基づくおはなしです。
ストーリーは体の不自由な陽子が公園で歩行練習をする、
だけです。
歩行練習用の特別な靴なのでコキュコキュッと鳴るのです。
でも、感動ドキュメントでもなく、
ふうんわりとした読後感が残るのはなぜでしょう。
応援の声が大きくて恥ずかしいお母さん。
はやしたててばかりのおさななじみの啓太。
目の前でこけた1歳くらいの男の子。
そして、一歩一歩がんばった陽子。
どうぞゆっくり味わってください。 (レイラさん 30代・ママ 男の子11歳、男の子9歳)
|