
花火大会の日、お姉ちゃんとはぐれたゆうちゃんは、なくなった片方のビーチサンダルにのっている小さな男の子に出会います。男の子が勢いよく手を開いたとたんに火花が飛び散り、びっくりしているゆうちゃんに、男の子は次々に小さな花火の花を咲かせてみせてくれるのです。迷子になったゆうちゃんと空からおっこちてしまった雷の子の二人だけの時間。やがて迎えに来たお兄ちゃんの元へ、雷の子は帰っていきます。ゆうちゃんの片方のビーチサンダルにのって。

ゆうちゃんとお姉ちゃんがある夏の花火大会へ行った時、お姉ちゃんは花火は見えるけど、ゆうちゃんはまだ小さいので人で見えません。ある拍子に履いていたサンダルがぬげて捜してて・・・
なんとサンダルの上に小さな男の子が!!そのこは鬼の子で手からばちばちと花火をさかしてみせてくれました。そしてお迎えがきたのでサンダルに乗って鬼の子は帰っていきゆうちゃんは・・・。
この絵本を読んで、すごくゆうちゃんのきもちに共感しました。小さい時は、周りの人たちで全然見えないっていう経験がなんどもあるものだから・・・。
でもそのかわりゆうちゃんは一人、別の花火を見れて満足できたのではないでしょうか。
夏にぴったりな絵本でした。 (くらっちさん 10代以下・その他の方 )
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