「ぼく、勉強は得意じゃないけど。 紙ひこうきは得意。」
「わたし、てつぼうは苦手。 でも、リボンは素敵にむすべるわ。」
おしゃべりが得意じゃなくても、野球はとんねるばかりでも。 ひとまえで歌うのが恥ずかしいし、すぐバスに酔うけれど。
……でも、得意なことだって色々ある。 我慢できることや、楽々に出来ちゃうことだって。
どれもぼくで、どれもわたし。 気持ちだってひとつじゃない。
高畠那生さんが描くぼくやわたし。画面の中のみんなは、とっても生き生きしていて元気そう。そりゃあ、ちょっと落ち込む時だってあるけれど。それでも、やっぱり自分らしくいられる事が一番! 読んでいるみんなも、そんな自分が見つかるといいね。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
いろんなぼく、いろんなわたし いろんな気持で過ごしてる。 イヤなことも、うれしいことも 苦手なことも得意なことも みんなぼく、みんなわたし。
色が元気。 絵筆が弾んでいる。だから、シンプルなことばがこころにすとんと入ってくる。 そんなすてきな絵本が誕生しました。
得意なこともあれば苦手なこともある。
その人その人の個性が集まって大勢になる。
当たり前のことだけど、高畠さんが描くといじめなんか出てこないような気がします。
良いところも悪いところも認め合うことが必要ですよね。
(ヒラP21さん 60代・パパ )
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