
トッケビとは、おばけのこと。ある雪の日、トルセが牛をつれてかえり道を急いでいると、ひょっこりトッケビの子が現れました。トッケビの子は術を使うのに必要な大事なしっぽを犬にかまれてしまったのです。 かわいそうに思ったトルセはトッケビの子の願いをきいて、牛のお腹の中で休ませてあげることにしました。ところが、約束の日になってもなかなかトッケビの子が出てきません。 牛のお腹は日に日に大きくなり、トルセは大慌て。そこへ「おいしい物を食べすぎて、ふとって牛の喉を通ることができなくなった」というトッケビの子の声が聞こえてきたから、さあ大変。 トッケビの子は牛のお腹の中から出られるのでしょうか? 韓国でも大人気、トッケビ小僧のお話です。

韓国絵本に興味があったのでこの絵本を選びました。登場したトッケビがとても可愛らしかったです。男の人の表情の変化もとても魅力的に描かれていました。ハンビョンホさんの絵がとても気に入りました。色が複雑で何色も重ね合わせて一つの色を作り出している所がとても良かったです。少し昔の韓国の人たちがどんな服を着ていたのかも興味が出る絵本だと思いました。ストーリーも面白いし、何度も読みたくなる絵本でした。 (なびころさん 30代・ママ 女の子1歳)
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