「嗅ぐ」という行為を、いろんな角度から見つめた科学絵本。
普段あまり意識せずにしている行為にもかかわらず、「嗅ぐ」という行為は生きていくのに大変重要なことです。こげたにおいで危険を察知したり、お母さんのにおいをあかちゃんが感じたり、腐った食べ物をかぎ分けたりしているということ。お父さんお母さんなど親しい人と一緒にいるとほっとできるのも、知らず知らずのうちにそれらの人の持つにおいを感じとっているからでもあるのです。この絵本では、かぐかぐやひめというキャラクターを使って、嗅ぐというのは、どんな風に生活にかかわっているのかを楽しい絵で解き明かしていきます。
また嗅ぐ行為は、訓練することで発達することも知られています。楽しい思い出とにおいが結びついて記憶されれば、においだけで楽しい思いがよみがえってくることもあります。こんな風に、不思議で面白い「嗅ぐ」をよくよく見て生活を更に豊かにしていきましょう。
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