
トリシャは絵を描くことが大好き。おしゃべりもできるのに、学校へ行くようになっても文字も数字も読めません。くねくねした形に見えるだけ。5年生になったとき、新しい先生がやってきたことで…。LD(学習障害)児の心のさけびと感動の出会いを描く絵本。

主人公トリシャがフォルカー先生に出会った5年生。
その5年生に学校で読み聞かせをしました。朝読書の時間だったので、あまり重いテーマの本はどうかな、とも思ったのですが、この本がもつメッセージをどうしても伝えたくてぶつけてみました。
5年生ともなるとちょっとスレた子とかは教室の後ろでごしょごしょしていて、聞いていない子もいたりするのですが、この本を読み進めるウチに、その手をとめ、真剣に聞き入ってくれました。
担任の先生にも途中から聞いてもらいましたが、できれば最初から聞いてもらいたかった…。
LDうんぬん、とか関係なしに、人間の葛藤、喜びがびんびんと伝わる本です。
自分が小学校のうちに出会いたかった本…。そしてフォルカー先生に出会いたかった! (ひなたははさん 30代・ママ 女の子7才、男の子1才)
|