人は理解を超えるものに対して、想像力を駆使して対応してきました。それこそ「かがく」するための第一段階だったのです。それでは、夏休み、おじいちゃんの家に遊びにきた姉弟がみた不思議なものたちは、この想像力というすばらしい力が生み出したものなのでしょうか? それとも……。おなじみの妖怪がずらり登場する絵本。
月刊「かがくのとも8月号」から。
夏になるとちょっぴり恐いお話が読みたくなるのは、なぜでしょうか?
この絵本も、夏休みに田舎のおじいちゃんおばあちゃんに会いにきたアーちゃんとヨーくんが、妖怪好きのおじいちゃんたちと一緒に、森へ妖怪探検へ出かけるお話です。
でも、ここに出てくる妖怪はちっとも恐くないんです。
昔の人たちが語り継いできた「妖怪」という存在は、むしろこの絵本に出てくるような自然と一体化したちょっと不思議な存在のことを言うのかもしれませんね。
小学校の頃に読んだ「ユタとふしぎな仲間たち」を思い出しました。 (てんぐざるさん 30代・ママ 女の子10歳、女の子5歳)
|