たっくんの友だちは、絵描きのぐうさん。旅に出ることになったぐうさんは、ある墨だけは使わないよう注意したのですが、たっくんは使ってしまい……。
はじめて北村想さんの作品を読みました。
劇作家/演出家さんだそうです。
結構長いお話ですが、読者に語りかけるような口語調で、とっても気楽に読めちゃいます。一応、教訓的なものも含まれた内容ですが、そんなの気にせず素直に、楽しんでもらいたいです。
「くまちゃんのジャム」という絵本をまっくろにしちゃうところと、最後の演出(さすが演出家さん!)には笑いました。この物語の魅力と面白さをさらに盛り上げているのが、絶妙な荒井良二さんの絵です。
読み聞かせた4歳の娘は、この不思議ワールドに「なんで?どうして?」攻撃だったのですが、このおかしさがわかるようになるのは数年先なのでしょうか。
また小学生くらいになったら反応を見たいな〜。
娘より親の私が気に入ってしまいました。
正統派絵本に飽きて来たらぜひ!
遊び心をくすぐられたい人にもオススメ。 (いちがつにがつさん 30代・ママ 女の子4歳、男の子1歳)
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