いっしょに遊んでいたふたりの男の子、のぶちゃんととっちんがちょっとしたことでけんかに。ふたりの頭に赤と青のケンカオニがくっついて、けんかがどんどんエスカレートしていきます。「のぶちゃんなんかカエルにたべられちゃえ」と言うと、おおガマが出てきて、次にそれを呑み込むヘビが出てきて、という具合に、ライオン、くじら、恐竜とどんどん大きなものが……さあ、大変!
イラストは西巻茅子さんです。 こどものとも(年中向き)2月号からの紹介です。 ケンカをさせるのが仕事の、ケンカオニ。そのケンカオニに憑かれた少年二人のケンカの模様を描いたお話です。 相手を驚かす為に口から出たものが、ホントに出てきて相手を飲み込もうとする所などは、結構迫力があって面白かったですが、欲を言えば、もう少し絵本の中に入り込める「つかみ」が欲しかったです。 イラストが西巻茅子さんだったので、子供には受けてました。 (てんぐざるさん 30代・埼玉県久喜市 女10歳、女5歳)
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