
マリのバンバラ族の語り部の匠(ジェリ)が、日本の子どもたちにと語ってくださったこのお話は、中世バンバラ王国の伝承ですが、今でも家族でよく語られています。マリの若き画伯の絵も新鮮にこの世界を伝えています。

黒一色、大きなバオバブの木の枝に立ち、
はるか下の人のむれを見おろす一人の男の子。
枝の上で、静かに話をする二人の子ども。
なんて印象的な絵なんだろう。
枝の上でうたう、子どもの悲しいうたごえ。
その力強い黒一色の絵は、やがて悲しみの色に変わりゆく。
人が人をおそれること、心がしめつけられる。
人も、森の一部であることを忘れてはいけない。
森に育てられていることを忘れては、いけない。
子どもはみんなの宝物、森の奇跡。
アフリカ、マリの昔話に
感謝、感謝。 (もゆらさん 60代・その他の方 )
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