オオカミくんはひとりぼっちのピアニスト。ある日手紙が届きます。「ピアノを聞かせてください」。オオカミくんは手紙の送り主に会いに出かけます。すべての人に優しさと勇気を与える絵本。
外国の絵本かと思うほど美しい絵。
心にしみる言葉。
ページをくっていくと、遠い記憶を呼び覚まされ、
様々な思い出が、浮かんでは消えます。
やさしくせつない物語に導かれて、しばし時空をさまよう…
そして、じっと絵をみていると、頬をそっと触れてくる…
そんな静かで切なくて抱きしめたくなるような絵本です。
言葉の響きもやさしく美しくて、口かずの少ないのに
なぜだか多くのことが伝わってきます。
読んだ人の心に応じて姿を変えることのできる
数少ない作品だと思いました。
(ぷちぷらんすさん 30代・ママ 男の子4歳、女の子2歳)
|