仲良し3人組、わんぱくだんのシリーズ。3人は、クリスマスにくみの部屋でツリーの飾りつけ。そこで始まったのは口ゲンカ。
「サンタなんかいるわけないもん!」
「いるよ。」
「絶対いるもん。」
するとどこからか声が……。
「サンタクロースはちゃんといますよ。」
驚く3人の前にひょっこり現れたのは赤い服を着た一匹の猫。助手であるというその猫は、サンタの国へ連れて行ってくれると言うのです。そこで3人が見たサンタは……あれれ、何だか小さい?
サンタクロースを信じる子、信じない子。色々な子がいるのは当然ですね。こんな口ゲンカも昔から変わらずよくある光景なのかも。そこはわんぱくだん。実際にサンタクロースに会ってサンタを信じるとはどういう事なのか体験してきてしまいます。読んでいると、サンタさんがいると信じた方が楽しそうな事は間違いない、と思わせてくれます。ところで、サンタさんはどうして小さくなっていたのでしょうね。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
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