暗い森の中の小さな芝居小屋で体が鉄でできたピノキオは毎日毎日あやつり人形。 雨の日と風の日も毎日毎日あやつられてどんどん体が錆ついてしまいました。 そしてとうとう体が動かなくなって芝居小屋を追い出されたピノキオは黒い森を抜け出して…… 自分しかできないこと、自分だからできること。 自分磨きをテーマにした絵本です。
読み放題で読ませてもらいました。
谷口 智則さんの独特の雰囲気のやさしい絵です。
前半は、操り人形のピノッキオが、暗い小屋で働きすぎて
体中が、たぶん心もさび付いてゆく悲しい雰囲気にあふれています。
もう、用無しだとばかり放り出されたピノッキオは
自分にできることは何だろう、自分にしかできないことは何だろうと
一生懸命考えます。
やがてピノッキオは答えを見つけ出し
体中のさび付きもなくなってゆきます。
日本語とフランス語で書かれています
Que vais-je devenir?
(capellaさん 60代・じいじ・ばあば )
|