2歳8ヶ月の息子に読んでやりました。
同じ話で、バーナデット・ワッツの絵のものを最初に読んで、息子がとても気に入ったので、読み比べてみようと他のも借りてきました。
ワッツの絵はページの全面が描かれていて、強い印象を与えるものでしたが、こちらの絵は、白い背景に対象だけが描かれています。雰囲気がまったく違うので比べるのは難しいですが、小さな子にはこちらの絵の方が分かりやすいと思いました。例えば、小人のおかげで商売が繁盛していく過程が、靴の数とコインの数で示してあり、明快です。その次のページで靴がずら〜〜〜と並んでいるのを見ると、思わずいくら儲かるか計算したくなります!また、裸の小人たちも、それだけが大きく描かれているので、裸であることが一目瞭然です。
大きな絵の中から一つ一つ発見をする喜びを求めるなら、ワッツの絵本の方が向いていて、分かりやすさを求めるなら、こちらの絵本の方が良いかなと思いました。 (さみはさみさん 30代・ママ 男の子2歳)
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