動物の学校の新学期。そこへとても変わった小さな生きものが入ってきました。カモノハシくんです。でも、グループ分けのときに、カモノハシくんは、どこにも入れてもらえません。くちばしはカモにそっくりなのに、鳥とはちがって歯がはえている。毛並みはクマのようなのに、しっぽはカワウソみたい。卵から生まれるけれど、お乳を飲んで育つ。全部合わせると、カモノハシくんだけ他の動物たちと違います。 カモノハシくんは、教室をそっと出て、川のほとりで泣いていました。そこで、先生はこの問題を解決する新しい方法を考えました。姿や形で分かれるのではなく、自分でできることや得意なことをやって、力を合わせるやり方です。 さて、その方法とは? カモノハシくんと仲間の協力のお話を通して、分類学の考え方が見えてくるでしょう。巻末にわかりやすい解説が付いています。
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4年生の教室で読み聞かせました。絵の描きこみが細かいので、なるべく近くでじっくり見たい絵本なのですが、ページをゆっくりめくってあげると、みんな興味津々に見入っていました。5・6年生でもこの絵本は楽しめそうです。わが子は家に帰ってから、ずーっとこの絵本をまた眺めていました。こういう科学絵本も子どもたちは大好きですね。外見だけで区別しないで、みんなそれぞれ得意な分野で協力し合えば、世界はもっと楽しくなるんだよ・・・
(絵本のとびらさん -・絵本紹介サイト )
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