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45点の絵と18編の詩が奏でる二重奏 響きあう絵とことばの贈りもの 目覚めておいで、心にひそむ天使たち 前作『クレーの絵本』に続く待望の書き下ろし
画集として見ても、詩集として読んでも味わいのある本だと思います。
クレーの描く天使は線画であったり、造型画であったり、ひとつひとつを見ていても本当はよくわからないくせに、立ち止まって見るとそれぞれが個性的であり、人間的であり、何だか五百羅漢を見ているように楽しんでいました。
谷川さんの詩を読んでいると、何故か天使のことよりも、それを見ている人の独白であることに気づきました。人もいろいろ、天使を見ながら自分のことを考えているのですね。いろんな生活が垣間見られて、こちらも楽しめました。
(ヒラP21さん 60代・パパ )
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