小布施の大人や子どもたち、旅人にも愛されるパン チェルシーバンズ。
これは、戦後間もない小布施の地に、カナダ人看護師、ミス・パウルが伝えたものです。
新生療養所(今の新生病院)へ、患者さんの給食用のパンを届けていた「小布施岩崎」の岩崎小弥太さんが、
「この夢のようなパンを、ぜひ作ってみたい!」と、ミス・パウルから教わった異国の味。
それから約60年。
今も、たくさんのファンのために、毎朝、毎日、小弥太さんとご一家が作りつづけています。
「日本の結核患者たちを救いたい」という、カナダの人たちの想いから生まれた新生療養所。
故郷を想うミス・パウルと、新しいおいしさを求めつづける小弥太さん。
二人の交流から生まれた、小布施のチェルシーバンズ。
その物語を、カナダの人たちへの感謝とともに、愛らしい絵本に仕立てました。
小布施でつむがれた、ささやかで、あたたかな物語に、ぜひ、ふれてみてください。
文章に英語対訳がついています。
外国の方へのプレゼントや、英語の学習にもお使いいただけます。
英訳を担当したハート・ララビーさんは、小布施町在住です。
小布施の栗林の中の小さな出版社「文屋」が、創立十周年の感謝を込めて、みなさまへお届けします。
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