
第一次世界大戦前夜のイギリス。一頭の美しい馬ジョーイが、農場の少年アルバートと出会い、深いきずなで結ばれる。しかし、戦争が始まり、ジョーイは軍馬として戦場に送られる。馬の視点で描かれる感動のドラマ。スピルバーグ監督で映画化。

これはものすごく珍しい児童書だと思います。
このお話は戦時中、軍隊に買われたたある農場の馬が、馬の目線で見てきた戦争の風景を描いています。
この作者も面白いことを考えるものです。こういう切り込み方をして戦争の物語を描いた人は珍しいと思います。
また、表紙の絵がとてもインパクトあります。
馬ならではの苦しさや、人間のしてきたことへの第三者的な見解はなかなかシビアに伝わってきました。
それほど長いお話ではありません。
文章は癖がなく読みやすいです。
小学校高学年から中高生にぜひ読んでもらいたい1冊です。 (てんぐざるさん 40代・ママ 女の子18歳、女の子13歳)
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