鬼の子ダボラが操る不思議な笛の音が、村に豊年満作をもたらしました。ある日のこと、都から鬼退治の侍たちがやって来て…。
『鬼』とタイトルについているので、悪者の鬼の話しを想像したのですが、違ってました。鬼の子ダボラが、おばあさんに預けられ、育てられるのですが、とっても小さいダボラは村中の人気者。しかし、預けられた時の約束で、13年後には山へ帰らなければなりません。山でダボラが吹く笛に、侍たちが反感を持ち、ダボラ退治に来るのですが・・・。つい感情移入してしまい、子どもたちに何度も読みました。悲しい最後にならないところが、とっても気に入って、大好きな一冊になりました。 (なずなさん 30代・ママ 男の子6歳、男の子4歳)
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