十二支のおもちつき 十二支のおもちつき
作: すとう あさえ 絵: 早川 純子  出版社: 童心社 童心社の特集ページがあります!
来年も福がいっぱいの一年になりますように。
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ひとつのねがい
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ひとつのねがい

  • 児童書
作: はまだひろすけ
絵: しまだ・しほ
出版社: 理論社 理論社の特集ページがあります!

本体価格: ¥1,300 +税

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作品情報

発行日: 2013年11月19日
ISBN: 9784652200261

小学生から一般向け
230×162mm/31ページ

みどころ

『泣いた赤おに』や『むく鳥のゆめ』『りゅうの目のなみだ』など、数々の名作童話を生み出した浜田廣介さんの知られざる名作がこのたび絵本に。ページを開く前からどんなお話なのかワクワク感が募ります。

主役として登場するのは、ある町はずれに立っている一本のがい灯です。がい灯はもう年をとってよぼよぼでしたが、長い間「ひとつのねがい」を持ち続けていました。それは、「一生に、たった一度だけでいい、星のようなあかりぐらいになってみたい」という強い思い。ああ、だれかひとことぐらいは、おれをじっと見て、こいつは、まるで星みたい…と言ってくれたらなあ…。

しかし、秋も終わりに近づくと、がい灯のランプの光は、いよいよさびしくみすぼらしくなっていきます。さびしい小路の角でがい灯が出会うのは、こがねむしや白い蛾などちっぽけなものだけ。しかもちっぽけな虫の目にさえ全く星のようには見えないと言われたがい灯は、一気にどん底に突き落とされるのです。その失望の中で、がい灯の心に静かに湧きあがってきた思いと、光の輝きの変化とは…?

読み終わった後、しばらくお話から抜けられず、余韻が残る中で考えてしまいました。「自分のつとめを一心にとげようとする強さ」と「ねがいを持ち続けることの尊さ」を静かに読む者に訴えながら、「幸福」というものがどこからくるのか語りかけてくるようです。

「一つの願い」は1919年に作られたお話だそうですが、しまだ・しほさんのさし絵がその時代の情景を味わい深く醸し出していて、さらにお話の世界をぐっと引き立てています。2013年は廣介生誕120年を迎える節目の年だそう。この機会に、初めて絵本になった廣介童話の一作にぜひ触れてみませんか。


(秋山朋恵  絵本ナビ編集部)

ひとつのねがい

ひとつのねがい

出版社からの紹介

いつもだまって道を照らしている街灯。その街灯は、長い間ひとつの願いを持ちつづけていました。──一度は星のように輝きたい──そんな大それた願いを抱く街灯が、自分のつとめに無心に専念したとき、思いがけない幸福が訪れるのです……。「幸福」はどこから来るのか、探してみませんか?おはなしは、「泣いた赤おに」で知られる浜田廣介が20代に書いた、知られざる名作です。しまだ・しほのこまやかでセンスのある絵によって、作品に新たな息吹が吹き込まれました。

ベストレビュー

この歳になって感じられること

朽ちて倒れかかったガス灯というとてもレトロな設定が、とてもしみじみと感じられるのは歳をとったからでしょうか。
誰もが通り過ぎていく、光の弱くなった街燈のたったひとつの願いは、星のように輝くことと、自分の明かりを認めてもらうことでした。
何分にもかつての輝きは失って、今にも消えそうな明かりです。
虫たちは相手にもしてくれません。
だけど、暗い闇にはとても明るい輝きに思える明かりでした。
通りかかった父子が「あの星より明るい」とほめて通り過ぎます。
考えてみると「星より明るい」という照度は微妙です。
決してまぶしくはないけれど、自分の道を教えてくれる明かりが、月明かりであったり、星のまたたきなのでしょう。
なんだか星のように明るいという言葉にじいんとしてきたのは、やっぱり歳のせいでしょうか。
自分も星のように輝きたいと思いました。
(ヒラP21さん 60代・パパ )

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