草原の朝。ライオンが目を覚まします。ラクダも目覚めます。ライオンは、ラクダを捕まえようと追いかけます。ラクダは驚いて逃げます。ライオンのスピードがゆるむとラクダもスピードをゆるめ、ライオンがスピードを上げるとラクダもスピードを上げて……。追うものと追われるもの、その緊張関係を描く果てしない物語絵本。
お腹をすかせたライオンが追うのはラクダ。追うものと追われるものの緊迫感がひしひしと伝わってくる絵本です。
緊迫感があると同時に、ライオンが止まったらラクダも止まり、ライオンが寝たらラクダも寝るというお互いを牽制しながらも同じ動作をとることころがおもしろく感じました。
ライオンの顔がユーモラスなのも親近感がわきました。
追いかけっこ的な要素もあり、息子もおもしろかったようです。 (はなびやさん 40代・ママ 男の子5歳)
|