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お父さんに「木になって」とおねだりした、すーくん。さっそく、お父さんの“木”で木登りに挑戦です。でも、木登りがうまくいかない、すーくんは……。瑞々しい水彩画で、父子の交流を描いた心あたたまる作品です。
「おとうさん、きになって」
すーくんにお願いされて、快く木になったお父さん。
本当に、木になってしまいます。
お父さん、なりきる!
鳥も、虫も、犬も、よその女の子も。
木だと思って寄ってきて、木だと思ったまま立ち去ります。
お父さん、なりきっています!!
すーくんが多少困っても、お父さんは手助けも口出しもしません。
だって、木なのですから。
「木は、なんにも言わないの」
お父さんの大きく強い愛情を感じます。
片山健さんの、愛を感じる絵本です。 (ちゅら。さん 40代・ママ 男の子12歳)
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