ノリコは小学2年生。5年生のケンイチ兄ちゃんは、学校では「ちこくの王さま」って呼ばれてるけど、ノリコにはやさしい兄だった。しかし、運命の1月17日、新聞配達に出たケンイチ兄ちゃんは瓦礫の下に。ケンイチが亡くなったその年のルミナリエで、ノリコはある決意をする……。 震災で亡くなった家族のゆめを、未来へと引き継いでいこうとするノリコの姿が感動をさそいます。
ルミナリエという言葉から、神戸ルミナリエに調べついたとき、この絵本に込められた鎮魂と大きな願いを感じ取りました。
神戸ルミナリエは、犠牲者の鎮魂と、都市の復興を願って始められた電飾のイベントなのですね。
前知識なしに手にした絵本ですが、内容の重大さに気づかされてから、ひきこまれてしまいました。
忘れてはいけない災害です。 (ヒラP21さん 70代以上・その他の方 )
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