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ふつうのくまが空をとんだ! 赤いじゅうたんで空をとぼうとするくま。でも、くまの家の床下にすんでいるねずみは、そんなくまのことが心配です。ほんとうの勇気を知ったくまとねずみの物語。
私が今手にしているこの絵本は図書館で探してきたもので、出版が昭和59年となっている初版ものでした。ですから、表紙絵も少し違います。
ナビで、この絵本の紹介文に『本当の勇気』について描かれている本。みたいなことが書いてありましたが、
私の読んだ印象は、くまとねずみの友情物語。もしくは、「帰る場所」「帰れる居場所」の物語という感じでした。
この作品は絵本というより、絵童話的な泣き方で、低学年くらいのお子さん向けに書かれたのかな?という感じがします。
ただ、内容的には低学年では少し難しいかな?
最初の法の、くまが「赤いじゅうたん」に乗ろうか、乗るまいか悩んで、いつもと違ったことをしたりするジレンマとか、苦悩とかって、低学年や中学年には少し難しいですよね〜?
これって、むしろ中学生や高校生や大人が読んだ方が、くまの気持ちやねずみの気持ちが、ストーンと、胸に落ちてくる気がしました。
とても素敵な物語でした。 (てんぐざるさん 40代・ママ 女の子15歳、女の子10歳)
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