幼い頃に読んだことがあったので、つい最近生徒への読み聞かせにと思いもう一度読み直してみました。
絵本の中では珍しく、全編白黒のモノトーン調で描き出されており、一瞬寒々しいような印象を覚えます。しかし内容は一頁で一話完結する形で、お話の中身も歯切れ良くリズミカルなものとなっています。
「白黒の絵本じゃ子供の好奇心を擽れない」と思いがちですが、様々な動物が織りなす一見シュールですがとても温かいストーリーに、まず想像力が掻き立てられることは間違いありません。
どうやら絶版のようで探しても中々見つからない本ですが、現在は図書館のレファレンスサービスを用いれば容易に手に入りますので、是非ともご一読をよろしくお願いします。 (柘榴さん 20代・せんせい )
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