もみのき山の山猫一家は、お正月のお餅を用意するのを忘れていました。「お正月が迎えられない!」と大あわて。年が明けて、町のみんなから届いたお年玉は…? 昔ながらの、師走からお正月の情景がていねいに描かれた絵本。
町の人の為にやりがいのある仕事を持っているお父さんは子供達にも尊敬される偉大なお父さんなのだという事が蔦わてくる絵本でした。毎年お父さんが皆に感謝されて慕われている後姿を見ながら音も出来る子供たちはお父さんが自慢だろうなと思いました。お餅がない!と気がついた両親の顔に私も驚きましたが、そこからの展開がさすがだなと思いました。皆に思われているからこそおすそ分けをしてもらえたのだと思いました。自分の家の分として買った餅をあんなにも沢山一人一人から送ってもらって本当に素晴らしいなと思いました。人と人とのつながりと助け合いを素晴らしい形で絵本にまとめてある貴重な絵本だったと思います。正月を迎える今の時期にピッタリの絵本だったと思います。正月に何をするかという日本の文化も楽しく子供に伝えられる絵本だと思いました。 (なびころさん 20代・ママ 女の子0歳)
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