こぶたくん、妹のアマンダ、お父さん、お母さんのこぶたくん一家のなにげない日々を描いた、あたたかく、ユーモアたっぷりの5編からなるお話。 第二話『ひとりでいたいの』では、「かあさんいま、しずかにしていたいの。ひとりでいたいの」と、お母さんが木の上でひとやすみ…。 そのほか4編も、子どもをあたたかく包み、大人もほっと力がぬけるようなお話です。
「こぶたくん」を読んで次にこの本を読みました。
またまた幸せを感じました。
お母さんの「ひとりでいたいの」「かあさんの休日」には、とても共感できました。
子どもの気持ちを肯定する本はたくさんありますが、お母さんまでも肯定してくれる本は珍しいと思います。
家族や子どもと過ごす幸せは充分感じていても、母親が一人でいることや休日をとることは後ろめたさがつきまといます。
それをさらっと書いてくれるのは、とてもうれしかったです。
「おやすみのじかん」は、うちの息子のことかと思い、読みながらクスクスとしました。
うちの息子も眠れない、お茶飲みたい、暑いと全く同じことを言います。
息子は「お母さん、息子とおんなじって感想書くんでしょ」と言ってきました。
もちろん、書きますとも。たくさんの人に読んでもらいたいですからね。
図書館によっては、絵本のコーナーでなくて、児童書のコーナーにあるかもしれませんが、ぜひぜひ手にとって、お子さんと幸せな時間を感じてください。
お父さんがつま先を温めてくれる「ききたいこと」はお父さんと読んでもらいたいと思います。 (はなびやさん 40代・ママ 男の子7歳)
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