かっぱ村には一軒の“さかなぶえや”がありました。そこには名人のかっぱじいさんと孫のかっぱたろうが住んでいました。ところがある日、じいさんは病気で倒れてしまいます……。 「じいちゃん、オラにまかせてくれっ!」 かっぱたろうは、じいさんの代わりに“さかなぶえ”をつくる為、ひょうたん池に住むしばじいさんのところへ修行に行くことに。けれど、くわがた山には「こわい人間」が……。第21回新風舎出版賞・ハミングバード賞受賞。巻末に「さかなぶえ」の作り方を紹介。
魚が集まるさかなぶえを上手に作るかっぱのおじいさん。頑張って作りすぎて死にそうになり、作り方を教える余力がないからとかっぱたろうを人間の住む山の近くの池にいる親戚に預けます。無事、作り方を覚えたかっぱたろうが戻るとおじいさんが意外に回復していた。
なかなか面白いストーリーです。てっきりおじいさんが死んじゃうと思ったら意外に元気になって待ってました。あと、人間の子に遭遇して何か展開があるのかと思ったらそこはスルー。行きで「危険だから」と人間みたいに帽子をかぶったのにおじいさんのところへ戻るときは帽子をかぶっていない様子(絵では)なので「ここでまさか捕まる?」とドキドキしたけどそれもスルー。予想外の展開でした。
巻末でさかなぶえの作り方も書いてあるけど、難しいかと、、、。でも、作ってまた笛ふきながら読めば子供は間違いなく喜ぶでしょうね。 (えみりん12さん 30代・ママ 女の子3歳)
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