
大人になって読むアンデルセン はたして、貴女は、真実の愛を手にできるでしょうか。
子どもの頃に読んで心を奪われた「雪の女王」。あれから20年たったある日、我が子に読んで聞かせたいと、再びページをめくって、はっとしました。そこには、いままで感じたこともなかった「人生の哀感」が漂っていたからです……

大人になってから、改めて読み返させて頂くと、そこには一貫したテーマ『愛』について語られたお話だと言う事がわかります。
雪の女王の存在も、ただ怖くて恐ろしいというだけではなく、カイに「理知の氷遊び」をさせつつも、「もしも、おまえがその言葉を組み合わすことが出来たら、その時こそ、おまえを自由にしてあげよう。」と話すのですから、雪の女王にも『愛』があったのでしょうね。
イラストも多彩で、素敵なお話でございました。
大人の方に読んで頂きたい1冊です。 (梨華さん 30代・その他の方 )
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