「きょうから ひとりで ねます!」
勇ましく宣言した、ここちゃん。パパとママにおやすみを言ってベッドに入りましたが、ちっとも眠くなりません。窓の外はまんまるお月様。月明かりがベッドを照らします。
すると・・・窓の外から、「ここちゃん、ねむれないの?いっしょに ねてあげようか」
ガラスに映る長い耳、はっくしゅん、と、くしゃみをしているのは、いったい誰でしょう。
窓から入ってきたのは、かぜひきうさぎさん!
「コン、コン、コン。いっしょに ねてあげようか」
今度は、おしゃれはりねずみさん。
ここちゃんを心配して次々お友達がやってきます。けれどもみんな集まったらベッドの上は大騒ぎ。これでは、ここちゃん眠るどころではありません。
ここちゃんは、いったいどうしたのでしょう?それは本を読んでのお楽しみ。
この絵本を読んでもらうのは小さな子どもたち。だけど、お姉さん気分のここちゃんに自分に重ねて、ちょっとだけ小さ背伸びしたくなるんじゃないかな。
それにしてもここちゃんのおふとんカバーの可愛いこと!絵本の見返しにもなっていますよ。
おやすみ前に読みたい、とっても愛らしい絵本です。
(掛川晶子 絵本ナビ編集部)
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