ある日、大きな大きなにんじんを見つけた6匹のうさぎの兄弟。
あまりにも大きなにんじんを前に6匹の空想がムクムクと膨らみます。
これで なにが できるかな?
にんじんを逆さまにして、葉を水面に広げてみんなでそこに座ります。
にんじん本体を帆のように立てて、ほら、海に浮かぶにんじんヨットに変身。
にんじんを横にしてみたら、空に浮かぶ飛行船にもちょうど良いかもしれない。
ウキウキする夢のような空想が次から次へと飛び出してきます。
作者は、2014年ボローニャ国際イラストレーション賞を受賞した刀根里衣さん。
この絵本は、刀根さんがイタリアへ行くきっかけとなったデビュー作品だそう。
優しい風合いの幻想的な世界に包まれて、読み聞かせをするママも赤ちゃんもうっとり。
うさぎの兄弟は、にんじんをどうすることにしたのでしょう。
最後は、思わずにっこりしてしまう赤ちゃん絵本です。
(富田直美 絵本ナビ編集部)
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