真っ昼間から縁側でウトウトしているのは、村の和尚さん。 どうやら、道具のおばけの大群が押し寄せてくる夢を見たらしいのですが、なんでもこの和尚さん、夢のお告げがよく当たると評判だというのだから大変です!
早速村人たちを集めて言います。 「このむらに どうぐのおばけのたいぐんがおしよせてくる ゆめを みたぞ!!」 「うんと たのしんでもらって、うらめしい きもちを なくしてもらってから、ハイ、サヨナラじゃ!」 そこで村長さんはじめ村人たちは、たべものやお酒をもちより、やぐらをたて、まつりの準備を進めます。日も暮れた頃、遠くに人影が・・・。
さて、夢のお告げの通り、本当に道具のおばけたちはやってくるのでしょうか。 おばけたちは、おまつりを楽しんだら、さっさと成仏してくれるのでしょうか!?
広瀬克也さんのばけもの絵本といえば、その面白さに期待がかかります。 皆さんの予想通り、物事はスムーズには進みません。 一体この大騒動はどうやって収まっていくのでしょうね。
さてさて、そんな和尚さん。こりもせずまた昼間からウトウトしています。 今度の夢は・・・?
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
夢のお告げがよく当たると評判のおしょうさんが、道具のおばけの大群が押し寄せてくる夢を見ました。村人たちは、おしょうさんに言われた通り、おばけたちをうんと楽しませて、成仏してもらおうと奮闘しますが…。ユーモアたっぷりの、おばけ絵本です。
おしょうさんが道具がばけものになっておしよせてくるという
お告げを夢でみたと
村人におまつりをしてばけものたちを接待しようといいだしました。
そうすれば恨めしい気持ちもなくなって平穏になるというのです。
お告げがよくあたるので村人たちもさっそく準備をします。
最初からおしょうさんの寝姿からなんともコミカルな
においがしていたのですが、やっぱり面白おかしい感じです。 (らずもねさん 30代・ママ 男の子8歳、男の子6歳)
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