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3歳の誕生日に、赤い帽子、赤いえりまき、赤い手袋、赤いブーツをもらったまこちゃんは、嬉しくなって森の動物たちに 見せに出かけます。けれども森の動物たちが困っている姿を見て、次々に貸してあげて…。
私自身が3歳くらいの時から何年か大切に読んでいた絵本です。
与えてくれたのは両親のどちらかだったと思いますが、
どこへいったのか、子どもの頃大切にしていた絵本は、
何冊も記憶にあるのに、なぜか1冊も実家には残っていません。
(なぜ!?)
特にこの絵本は好きでした。
いや、最近「にしまきかやこ」さんの作品を検索していて、
私が好きだったのは「これだ!」と思いだしました。
ロシアの昔話絵本「てぶくろ」にも似ているところがありますし、
日本の昔話の「かさじぞう」を匂わせるようなところもありますし、
「ちびくろさんぼ」に似てなくもない。ですよね〜?
この絵本の主人公・まこちゃんは誕生日に貰った大切なマフラーや、手袋などを、惜しみもなく友達の棒物たちに貸しちゃうんです。
改めて読み直しても、まこちゃんって、すごいな。と思いました。
一見、子どものいたずら描きの様な描き方をされているにしまきさんの「絵」が、好きでした。
主人公は女の子だし、絵も赤やピンクでいっぱいなので、どちらかというと、小さな女の子向きの絵本です。
小さな女の子をお持ちのお母さん、お父さん。機会があったらぜひ、この絵本を読んでみてください。
とっても素敵な絵本だと思います。 (てんぐざるさん 40代・ママ 女の子14歳、女の子10歳)
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