『ごあいさつあそび』からはじまったロングヒットシリーズ、「あかちゃんのあそびえほん」。
本書はその“おでかけ版”。ミニサイズのボードブックです。
子どもたちがだーいすきな“こちょこちょあそび”。
そうっと近づいてこちょこちょこちょ!
くびのうしろをくすぐられたことりのピイちゃん、きゃははははと大笑い。
ねこのミケは背中をくすぐられてにゃはははははとへんな顔で笑い。
他にもまだまだ出てきますよ。
ゆうちゃんだってくすぐられたら……!?
しかけページをめくると、くすぐられた子が笑顔になります。
お子さんに読んであげながら、絵本のなかの子をこちょこちょ。
隣で絵本をのぞきこむお子さんをこちょこちょ。
本書を読むことで自然に、みんな笑顔になっちゃう“くすぐりっこ”を楽しめるんです。
ミニサイズのボードブックは角が丸く、1・2歳でも安心。
何より、破けずじょうぶです!
しかけページも何度でもめくらせてあげてくださいね。
さあ、こちょこちょの準備はいいですか?
こちょこちょ〜〜!
「ああ、おもしろかった!」「またあそぼうね」で終わる楽しい絵本です。
きむらゆういちさん作、「あかちゃんのあそびえほん」シリーズ誕生は1988年。
本を読んであかちゃんが笑った!という声が多数寄せられ、世代を超えてファーストブックの定番絵本となりました。
本書はシリーズの中でも特に、出来たとき「ついにやった!」と作者が感じたという作品。
“こちよこちょあそび”を通じた親子のスキンシップ、愛情の確認は、幼い子たちの心の栄養そのものです。
ぜひ本棚に加えてくださいね。
(大和田佳世 絵本ナビライター)
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