「ややっ、ひらめいた!」
古代から人間は、さまざまな「発明」を生み出してきました。
成功作から失敗作まで。どれをとっても、それは「面白い」。
例えば、古くは紀元前1世紀。古代アレクサンドリアの神殿にあった自動ドア。
ひとりでにあくのを見た古代ギリシャの人たちは何を思ったのでしょう。いったいその仕組みはどうなっていたのでしょう…。
例えば17世紀。ポーランドに住んでいたイタリア人発明家が生み出したのは、なんと…空飛ぶドラゴン!?
他にも、チェスをする自動人形「ターク」、「ランニング発電マシン」「雲製造機」「集中力アップヘルメット」……なんて気になるタイトルばかりなのでしょう。それは果たして成功したのでしょうか?
この本では、大人気『マップス 新・世界図絵』の作者のイラストで、大昔から現代までの、いろいろな国の人たちが考えたおもしろい発明28点。それぞれの発明が生まれた背景やその仕組みも、楽しいイラスト入りで解説してくれます。
現代に通づる偉大なる発明品の数々は、こうした独創的で自由な「発想」の積み重ねだということが楽しみながら理解できる、子どもも大人も注目すべき1冊です。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
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