赤ちゃんが生まれる時、一人一人みんなに「かみさまからの贈りもの」が届きます。天使が運んでくれるのですって。例えば、ここに5人の赤ちゃんが生まれましたよ。
赤いほっぺの赤ちゃんには「よくわらう」を。 大きな赤ちゃんには「ちからもち」を。 泣いている赤ちゃんには「うたがすき」、 よく動く子には「よくたべる」、 すやすや寝ている赤ちゃんには、「やさしい」を。
なんて素敵なプレゼント。私がもらったのは、どんな贈りものだったのかな。お父さん、お母さんと一緒にお話してみようかな。
貼り絵の雰囲気がとっても優しいこの絵本。作者のひぐちみちこさんが、ご自身の子育て経験の中で、娘さんのためにつくった「手作り絵本」から生まれたのだそう。子育てに必死になればなるほど、気が付けば周りの子と比べてしまっていたり、欠点ばかりを探していたり。だけど、それこそ本来持っている大切な個性なのかもしれないのです。
お誕生のお祝いに、そして少し立ち止まってしまった時にも。誰もが祝福されて生まれてきた喜びを、この絵本を読みながら存分に味わってくださいね。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
誕生のとき、神様が一人一人の赤ちゃんにくださる贈り物。それはその子の個性。 子どもは、自分のもらったものに気づき、親は、子が授かった感謝の気持ちに立ち返る印象的な絵本。出産祝いに贈られ続けています。
子供がお腹にいる時から読んで聞かせていました。
育児に行き詰った時、イライラしてしまった時、この絵本を娘に読んであげる事で、生まれた頃の娘を思い出して、やさしい気持ちになれました。
そして娘が大きくなったら、この絵本を娘自身に読ませてあげたい、娘が大人になり結婚をする時はこの絵本を持たせてあげたい、そう思いました。 (りぅるさん 20代・ママ 女の子0歳)
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