ひとりぼっちになった少年は、犬のプリンとともに列車に乗って旅に出る。
思い出の詰まったトランクを抱えて――。
里山の四季を織り込みながら、彩り豊かに描く癒しと再生の物語。
みどころ:
台湾のベストセラー絵本作家ジミーが、日本を舞台に描いた作品。著者のジミー・リャオは、2015年夏に開催された「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」にアーティストとして参加し、長野−新潟間を走るローカル列車、JP飯山線をモチーフに、この絵本を描きました。日本を舞台にした作品を手掛けるにあたって、ジミーは、東日本大震災で被災した子どもたちのことを思ったといいます。両親を亡くした少年が、列車の旅を通して暗いトンネルを超え、再生していくという深みのある物語で、子どもから大人まで、幅広く楽しめる絵本です。
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