
春の大嵐の夜、「トントントトトン トントトン」。外から聞こえてくる音で、男の子は寝付けません。いたち? ついらくしたロケット? やまどりの巣がとんできたのかな? 目をつむると、どんどん空想の世界が広がっていき……。 圧倒的な自然の存在や人間の孤独が描かれた味わい深い作品で、子どもにも大人にも楽しめます。佐藤さとると村上勉の名コンビが作りだす詩の絵本。

私が小さい頃大好きだった絵本「おおきなきがほしい」の作者さんコンビの作品ということで、興味を持ちました。
「はるのよかぜはいたずらぼうず あめをおともにひきつれて…」というように、リズム良い詩に、味わい深い絵が添えられています。
どの詩にも、最後に、トントントトンという音が添えられていて、その繰り返しが、とても心地よいです。
癒されました。 (クッチーナママさん 40代・ママ 女の子15歳、女の子13歳、男の子10歳)
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