「ぼくのおじいちゃんは、すごい。いつも、まさかのおもしろい話をしてくれる」
主人公”ぼく”のおじいちゃんが話すのは、びっくりぎょうてん、まかふしぎなおはなしばかり!
人の言おうとしていることを本人より早く言えるというおかしな特技のあるサキザキくん。その特技がきっかけでとある大事件を解決し、ヒーローになったのですが―――「サキザキくん」
ゆでたまごがパカッと割れてふあーとあくび。それにつられてありとあらゆるものがあくびをしはじめて、ついには地球が―――「ゆでたまごのあくび」
山に住んでるからヤマンバ。それじゃあ海に住んでるのはウミンバ!? 人魚とウミンバの意外な関係とは―――「ウミンバ」
”ぼく”のおじいちゃんが話す奇妙な物語を集めた、連作短編シリーズ第3弾!
”ぼく”が「ようこんな話、思いつくわ」と感心するのも納得、おじいちゃんが自分の体験談として話す物語は、どれもこれも、どこまでがほんとうでどこまでがうそなのかわからない、ふしぎでおかしなもの揃い。
そこへ”ぼく”が質問をはさみ、あるいはするどくツッコみ、おじいちゃんもそれに合わせて話をふくらませて...、話はどんどん「まさか!?」な展開に!
ふたりのやりとりが関西弁だということも相まって、テンポはばつぐんでとってもユーモラス。
思わずくすりとさせられることうけあいです!
おじいちゃんの自由奔放な想像力に身を任せ、いざおどろきと笑いの物語世界へ!
(堀井拓馬 小説家)
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ぼくは小学3年生。ぼくのおじいちゃんは最高。おじいちゃんはかっこよくて、
おもしろい話をたくさんしてくれる! こわーいねこのおばあさんから逃げだす話や一寸法師になってかわいいお姫さまと出会った話、安全ピンのセールスマンのときに海賊に捕まった話、おばあさんをおんぶしたら女神さまだった話、助けたカラスが恩返しをしてくれた話、そして、おじいちゃんのひいおじいちゃんとひいおばあちゃんの出会いの秘密!!! どれを聞いても、うなる話ばかりだ。
産経児童出版文化賞フジテレビ賞受賞の『願いのかなうまがり角』とおなじおじいちゃんと孫がおくる関西弁のユーモアあふれる連作短編。
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