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家缶、「いえかん」と読みます。ねずみのヒックリーとカエルーが住む缶詰の家の事のようですよ。 ちょっと面白そうなシリーズが出ているのです。「おうちの絵本」シリーズ。おうちに関するお話と、巻末になんとそのおうちが実際に立体版でつくれてしまうペーパークラフトがついているのです。絵本を読んで楽しんで、ペーパークラフトで楽しめる、2度おいしい絵本。ペーパークラフトの絵もしっかり作家さんが描いているので出来上がったおうちはそのままお話から飛び出してきたかのようです。 そしてシリーズ3弾目というのがこの「家缶」なのです。なにしろ「缶」という位だから円柱形の変り種のおうちですね。間取りなどは直接見てもらうとして、ヒックリーとカエルーはこのおうちを中から自分達で転がして必要な部屋を上にして使う・・・という何とも細かい芸のある住み方をしているのです!外からみたら只の缶詰め。当然転がされたりどこかに置かれたり、災難は続きます。でも二人は大丈夫なようですよ。臨機応変、見事な暮らしっぷりです。読み終わったら、さあ頑張って作ってみて。なかなか本格的で手強いですよ。 その後は自分で考えてみて、さらにそれを作ってみたりしちゃったら将来の夢は建築家?なんてね。今まで無かった新しいタイプの絵本!次のおうちも楽しみです。
★実際に家缶を作ってみました!こちら>>>
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
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ヒックリーとカエルーの家は、ころがる缶のなか。じぶんたちでおうちをころがして動かします。ちょっと めんどくさいですが、ふたりはこの家缶を、とても 気に入っています。ところがある日……。
保育園の先生がご自分の絵本コレクションの中から
持ってきて下さった家缶。
「今家缶って絵本を先生が読んでくれていて、
それがとってもとっても面白いの!」と目を輝かせて
話してくれました。
それが毎日毎日続き、その面白さを何とか私に伝えようとして
くれます。それならと皆さんのレビューを拝見。
何とも面白そうでこちらも子供と一緒に読みたくなりました。
加えて家缶の、ペーパークラフトまで付いているなんて!!!
子供が絶対喜ぶぞ!とクラフトの存在は知らない子供を
驚かせたくていろいろ探しました。
やっとこさ、購入。
お話の奇想天外な面白さを必死で言葉で伝えようとしていた
子供は痒いところに手が届いた!と水を得た魚のように
得意げに読んでくれました。あっという間に終わってしまう
お話ですが、何とも夢があって読み終わった後も主人公の
ねずみ、ヒックリーとカエルーの活躍を期待しちゃいます。
「家缶を今度作ろうね!」と大喜び。
続編の「どんぐりロケット」を読むのも、ロケットを
作るのも今から楽しみです。(ロケットはダウンロード)
自分では手に取らなかったかもしれない絵本の
アンテナを先生から一つ頂き得した気分になった本です。 (かわゆいゆいさん 40代・ママ 女の子5歳)
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