作者の原琴乃さんは、外務省で国内外の持続可能な開発目標(SDGs)推進を担当してきた、言わばSDGsの第一人者です。 この一冊を通じて、ともすればわかりにくい・教えにくいSDGsの基本的な理念を理解し、具体的な行動を身につけていくことができます。
地球上の様々な問題を意識して掲げられたSDGsです。
しかし「持続可能な開発目標(SDGs)」という言葉にまとめられ、17の目標と言われた時に、どれだけ認識できているのか不安になり、他人事のような距離感を感じてしまった私です。
そんな私に、なんともこれ以上ないくらいに安心感を持たせて、かつその必要性を実感させてくれる絵本です。
なんだそういうことだったのか、そうだよね、みんなで考えなくちゃねと、気持ちが落ち着いてくると、後半の解説もしっかりと読むことができました。
あくまで入門書ですから、大人はその先に進み、行動に変えていかなければいけません。
子どもたちに説教される前に、読んでおきたい絵本です。 (ヒラP21さん 60代・その他の方 )
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