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ウソスギくんは毎日、毎日うそばかりついている悪い子。 でも、悪いことだなんてぜんぜん思っていません。 友達やおじいちゃんにしかられても 「あはは、信じるほうがだめなのさ」と聞く耳を持ちません。
そんなある日の夜、ウソスギくんの部屋の暗がりに正体不明の子どもが現れます。 そして、言いました
「おまえを裁きに来た」
ウソスギくんの運命やいかに!?

「こっちのドーナツのほうが大きいよ。かえっこしよっか」と妹に。
「先にパンチしてきたのはおにいちゃんなんだよ」とママに。
「私は悪口なんてぜったいに言ってません」と先生に。
うそ。うそ。うそ!
おもしろはんぶんでつくうそ。
ちょっと困らせてやるつもりのうそ。
くるしまぎれのうそ。
みんなのよい心にかくれているウソスギくんがときどきひょいと顔を出しては「うそをつけ。うそはたのしいな」ってそそのかす。
でもうそをつくとたいへん! 「じごくわらし」に「うそじごく」につれていかれちゃうんです。「うそじごく」は、それはそれはおそろしいところなんだから…。
うちの孫たちに「そんなことをすると『じごくわらし』がきて、『きたないじごく』につれていかれるよ」とか、「そんな子は『わるぐちじごく』いきだね」って言うと、目をきょろきょろさせて、あわてています。じごくはこわい。でも、塚本さんの繰り広げるこのおそろしくもサイケで最高に面白い世界は、毎晩でも見たいらしいです。 (べるぎのばーばさん 50代・じいじ・ばあば )
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