しっぽのあるバス停に、灰色ねずみ形でしっぽを後ろになびかせ走る「ねずみさんのバス」がきましたよ。みみのあるバス停には、大きなふたつのおみみがある「うさぎさんのバス」。子どもたちが大好きな「らいおんさんのにかいだてバス」、ぐわっと大きな口をあけて走るかくかくした形がかっこいい! 高いところにある運転席も気持ちよさそうです。
ボローニャ国際絵本原画展で入選を重ねる作者の絵は、シンプルな形とやさしい色合いが洗練され、まさに手のひらのなかのアート。海外の子どもたちに親しまれています。
『おうちへかえろ』の姉妹編。最後はいつも、子どもの心がほっとする場所へ。0〜4歳くらいの子におすすめ。やさしい余韻が残る絵本です。
(大和田佳世 絵本ナビライター)
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