登場するのは、あかいくるま。 ぶーんぶん、ぶるるんぶーんとすすみます。 どんどんスピードあげて、ぶるん、ぶるるん、ぶるばびぶ――ん!
おっとっと。赤信号に、坂道に、でごぼこ道に渋滞も。 よっこらぶーん、ぶるばびぶーん。 困った、さきにすすめない。 あかいくるまはどうするのかな……?
グラフィックデザイナーとして活躍されている佐々木俊さんが初めて手がけられたのは、小さな子どもたちから楽しめる「くるまの絵本」。シンプルな形にタイヤがふたつ。もうこれだけで嬉しくてワクワクしてしまうのが、この絵本のすごいところ。夕焼けの空を背景に、ぶるばびぶーんと走る姿のかっこよさといったら!
何度も声に出して読みたくなる、のりもの絵本新定番の登場です。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
あかいくるまがすすみます。どこにすすむかわかりませんが、ぶるん ぶるん ぶるばびぶーんとすすみます。とちゅう、ぷるぱぴぷーんとすすんだり、おやまをぶるばびぶーんしたりして、あかいくるまはすすみます。さて、あかいくるまはどこにぶるばびぶーんするのでしょう。おはなしとかたちを楽しんで、さらには思わず「ぶるばびぶーん」と口に出してしまう、そんな絵本ができました。
タイトルにひかれ、手に取りました。
「よっこらぶーん」「ぶるばびぶーん」と赤いくるまが進みます。
リズムの良い短いセンテンスは、声に出して読むと、とても気持ちがいいです。
イラストも、シンプルだけれど動きの特徴をうまく捉えていて、本当に動いているように見えるから不思議です。とてもおしゃれに描かれているので、大人も楽しめました。
(クッチーナママさん 40代・ママ 女の子19歳、女の子17歳、男の子14歳)
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