まんじゅう、だんごに、せんべい、どらやき、たいやきまで。
日本独自のおいしいもの、和菓子。
日本の四季の移り変わりを、色や形で表現しています。
だから、その時期にしか作れないものもたくさん。
春は桜。夏のせせらぎ。秋のもみじ。冬は雪。
日本人が昔から自然によせてきた想いが伝わってきます。
年中行事にも、深くつながりがあり、
ひなまつりの菱もちや、ひなあられ。
端午の節句の柏もちや、ちまき。
子どもたちにも、ちゃんと伝えていきたいものばかり。
また、同じ材料でも、使う道具で出来上がりの姿が変わります。
その繊細さには脱帽!
そこには、やはり、日本人の美に対する意識があるのでしょうね。
ページをめくるたび、和菓子に対する日本人のこころが感じられ、
うっとりと、見入ってしまいます。
日本に生まれてよかったなあと、しみじみ。
おいしいだけじゃなく、日本を改めて発見させてくれる和菓子。
なんて素敵な文化なのでしょう。
世代を超えて、楽しんでほしい一冊です。
もちろん、お茶と和菓子をお供に…。
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